学生ローンを利用すると就職・就活に影響するのか?

学生ローンを利用すると就職・就活に影響するのか?

学生ローンを利用すると就職・就活(就職活動)に影響してしまうのか?実際にどうなのか調べてみました。
 

学生ローンの利用は就職に響く?

学生生活を送る上で、どうしてもお金が必要になってしまうということもありますよね。そこで学生ローンを組んだ経験があるという人もいらっしゃるかと思いますが、そんな過去を持っている人が気になるのが就職でしょう。

 

学生ローンが就職に響くのかご紹介します。

 

学生ローンが就職に響くってホント?!

学生時代を過ごしたあと、いずれ訪れるのが就職活動です。就職を目指している学生さんたちにとっては就職は将来を決める大事なイベントです。人によって就職したい会社が決まっているなんて場合もあるでしょう。

 

そんな就活を行っている人の中でローンでお金を借りたことがある人が居るならば心配の種になりそうなのが、学生ローンを組んだことによって就職に響くのかという点でしょう。

 

お金を借りたことがあるという過去を持つ方は、面接を受ける会社などにバレたらマイナスのイメージを持たれてしまうのではないかと、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

 

やむをえない事情で組んだローンであっても、面接や試験の結果に関係なく、お金にルーズという印象を持たれてしまっては就職に不利に働いてしまうことが考えられます。

 

実際にそうしたことが起こりうるのか、学生ローンと就職への影響については把握しておきたいものです。

 

ローンを組んだ過去が影響することはない!

学生ローンを組んだことがある人は、就職を目指している際にローンの影響が非常に気になってしまうかと思いますが、ローンを組んだ過去が就活に影響するということは結果から言うとほぼないと言えます。

 

というのも、通常のローンを利用したことがあるかという点は一般企業では把握できないためです。

 

ローンを利用したことがあるかないかというのは、信用情報と呼ばれる情報を見なければ分からないのですが、一般的な企業が個人の信用情報を勝手に見るということはほぼありえません。

 

なので、企業の採用試験などを受ける際にローンを利用したことがあるのか、ないのかという点に関しては企業側はほぼ把握することができないんです。ですから、ローンを利用したことがありそれが影響して就職が難しくなると悲観的に考えるという必要はありません。

 

信用情報さえ企業に把握されるということがなければ就職活動を行っているときに不利になるということはないので安心して就活を進めていきましょう。

 

 

信用情報を見ることができる企業も存在します

通常の企業であればローンなどを組んだ過去が分かる信用情報というのは、見ることができません。ですが、中には信用情報を見ることができる企業というのもあります。

 

それが、銀行や消費者金融・クレジットカード会社などお金を人に貸すことを仕事にしている企業です。

 

これらの種類の企業に関しては、個人の信用情報を把握することができますが、個人の信用情報を紹介するには、「返済・支払い能力の調査」に限られています。

 

ということは、就職での実態調査のために個人の信用情報を紹介するのはNGとなっているのです。

 

なので、金融機関に就職する際にも学生ローンの利用が就職活動に影響するということはありませんので安心してください。

 

学生ローンによって就職が不利になる場合

中には信用情報を見ることが出来るような企業がある訳ですが、注意してほしいのが学生ローンを利用したときにしっかりと返済を行っていたのか?という点です。

 

人によって、色んな環境や状況によってお金を借りなければどうしようもないということもあるでしょう。ですが、学生ローンを組むということはよそからお金を借りるということです。

 

そして借りたお金には返済の義務が発生します。返済を怠ったことがあれば、お金にルーズというイメージを持たれ、大幅なイメージダウンとなる可能性もあります。

 

信用情報を見ることができる企業があるということは、そういった企業の面接を受けるときに自分の信用情報が100%見られないと言い切れるものではありません。法律では信用情報は与信判断以外に利用してはいけないと定められているのですけどね。

 

ですから、借りたものはしっかりと返すという当たり前のことが出来てなければイメージダウンは避けられないというのは知っておくべき情報です。

 

また、その信用情報ではキャッシングやローンの利用上行・クレジットカードの利用状況・それらの利用中に発生した問題などが記録されています。

 

こういった信用情報は完済から5年後まではしっかりと残ってしまうので、滞納したことなどがある人で信用情報を見ることができる企業を受けるという場合はそれリスクが0とは言えないので注意してください。

 

学生ローン返済の滞納には注意しましょう

ローンを滞納すれば信用情報に残るという点に関してはご説明しましたが、返済の滞納を2ヶ月から3ヶ月連続で行ってしまうと、長期滞納をしたとして信用情報に記載されてしまいます。

 

こういったマイナスの情報が信用情報に加わらないためにも長期の滞納は行わないように気を付けたいものです。記録が残ってしまえば暫くは残ってしまうので、長期滞納が信用情報に5年ずっと記録されてしまいます。

 

ということは、学生ローンを組んだとして滞納をしてしまえば、就職活動を行う時期にも信用情報に長期滞納が記録されている期間になります。信用情報を見られてしまえば長期滞納の過去が把握されてしまいます。

 

なので、学生ローンを組んだ時に長期滞納という記録がされないためにも2ヶ月以上の滞納はできる限り避けましょう。

 

信用情報に記載される悪影響を与える記録は長期滞納だけではありません。他にも債務整理や強制解約などが挙げられます。

 

学生ローンではほぼないことかもしれませんが、自力で借金を返済することが出来なくなった時の手段として債務整理があります。債務整理を行うことによって借金の返済を行うことはできますが、自力でお金を返せなかったということは債務整理の記録が信用情報にされることによって残ってしまいます。

 

債務整理の記録が残れば自分で借金を返せなかったということが分かってしまいます。さらに、強制解約では利用者に非があり、お金を借りた先からサービスを解約されたということを指します。

 

これも信用情報に記載されるものであり、利用者側に非があることになるのでこちらも信用情報を見られてしまえばマイナスのイメージになります。どちらも学生ローンを利用する際には信用情報を見られないように記載されないように勤めましょう。

 

念には念を入れて

就職選考の際に信用情報をチェックするのはダメと法律で定められていますが、職種などによっては必ずしもないとは言えないのが現状です。

 

学生ローンを借りなければどうしようもないという生活環境も考えられるので、借りるのは悪いことではありませんが、わずかでも信用情報を確認される可能性もあるかもしれないという考えは頭の端に置いておく必要があります。

 

また、信用情報が見られてしまう場合、マイナスの記録があれば悪影響がでます。それを防ぐために長期間の滞納や債務整理・強制解約などが発生しないように毎月しっかりと返済をしましょう。

 

そうすることによって、就職活動を行う上でも自分の気持ち的な問題でも大きく変わってくるはずです。利用する際には、無理のない返済プランで学生ローンを利用ししっかりと返済を忘れずに行っていけば、就職でもほぼほぼ影響なく就職を進めていくこともできるでしょう。