これからバイクを買おうとする方の強い味方になるバイクローン。バイクディーラーやバイクショップなど、さまざまな場所でバイクを購入するためのローン商品が提供されています。
全国に拠点を置くJAでも、バイクを購入する時に利用できるローン商品があるのをご存知ですか?
JAのバイクローンは、JAという機関の安定感、低金利など、メリットがたくさんあるように感じられます。
実際にJAのバイクローンがお得なのかについて調べてみました。
JAでバイクローンを利用したい場合は、JAネットローンのマイカーローンというローン商品が当てはまります。
これは、バイクや自動車の購入に使えるローンです。CMなども流れているので、比較的JAのマイカーローンは知名度が高いです。
使用用途も、バイクの車両本体以外にもバイクに関する様々な費用に使えるようになっています。
よく、ディーラーのローンや信販会社のローンだと、バイクローンを組んでも使用用途が車両本体にしか使えないという場合があります。
バイクにはパーツ代、カスタマイズ費用、車検、修理代など、車両本体以外に様々な諸経費が掛かるため、JAのバイクローンのように車両本体以外にも使えるというのは利便性が高く、評価できる点です。
JAのバイクローンは、インターネットから申し込みが簡単に行えます。JAのバイクローンは、利用するJAによって審査内容や金利が変わってくるため、まず申し込みの際には最寄りのJAを選択します。
勤務地もしくは自宅の郵便番号から最寄りのJAが選択できて、そのJAの現在の金利を知ることができます。
その後、ログインページから申し込み画面に進んでいくと、仮申し込み画面になります。必要事項を記入して送信すると、後日仮申し込みの結果が連絡されます。
このあいだに、自宅か職場に、申し込み内容の確認の電話がある場合があります。仮申し込みの審査が通ったら、最寄りのJAの窓口で正式な申し込みの手続きをします。
バイクローンに限らず、JAはローンの審査が厳しいので、かなり審査には時間がかかります。
申し込みの際に担保や保証人は原則不要です。
保証会社に三菱UFJニコスを利用する事になります。バイクローンは、保証人や担保を用意する必要があるものも多いため、JAのバイクローンはその点でも一歩リードしています。
金利に関してはその地域のJAや、その時の景気によってそれぞれ違うので一概にいくらとわかりませんが、ディーラーやバイクショップで組むバイクローンよりはお得な金利のようです。
JAのバイクローンのホームページを見ると、使い道のところにはこのように書かれています。
自動車・バイク購入(中古車両含む)費用およびその付帯費用、修理、車検費用、カー用品費用、運転免許取得費用、車庫建設費用(100万円以内)。
バイクローンの使い道でここまで細かく書いてあるところは珍しく、自由度の高さを物語っています。
バイクローンの利用は、借入時年齢が18歳で最終償還時年齢が71歳未満である必要があります。未成年の場合は保護者の同意が必要です。
また、前年度税込年収が200万円以上で、勤続年数が1年以上を求められます。ちなみに、自営業の場合は勤続年数3年以上を求められる場合が多いそうです。
融資金額は500万円までで、6カ月以上7年以内の返済期限です。ボーナス併用可能の均等返済なので、月々安定した返済計画を立てる事が可能です。
金利は、申し込み時に固定金利か変動金利を選ぶことができます。
これらの条件はJAネットローンのマイカーローンページに記載されている内容なので全国共通ですが、実はJAのバイクローンはその地域のJAによって条件が異なります。
ホームページにも「ローンをご利用いただける方は、各JA所定の資格・要件を満たす方に限らせていただきます」「上記ご融資条件例は各JAによって異なる場合がございます」という記載があり、細かい条件などは各地区のJAに直接問い合わせる必要があります。
JAバイクローンの金利は他のディーラーやローン会社に比べて低金利のイメージがあります。しかし、JAには保証料という制度があります。
JAのバイクローンを契約する場合、地域によっては金利と別に保証料を支払わなくてはならない場合があります。
そのため、金利と保証料が別々になっているJAだと、金利以外に想定外の負担がかかる事になっていまします。
金利が低くても、保証料が年に何割かかかってくるので、その合計で考えてみると、意外とJAのバイクローンは安くなかったという場合もあるのです。
また、各JAによって融資の条件が違うという事も気になるポイントの一つです。JAが打ち出している金利は、全ての優遇条件を満たした上の最低金利です。
そのため、条件に合わない場合は、思っていたより高い金利になってしまいます。たとえば条件の一つとして、急よ受け取り金融機関がJAであることなど、細かい条件がいくつもあります。
どの条件を満たせば金利が引き下げになるのか、優遇条件の確認は大切です。
実際にJAのバイクローンを利用する際に初めて知る人も多いのですが、JAのローンを利用するためには、JAの会員になる必要があります。
この時、会員申込書を提出するだけでなく、入会金が3万円必要になります。これを知らずにいると、思いがけない痛い出費にがっかりしてしまいますよね。
JAのバイクローンを実際に利用する場合は、元金と金利だけでなく、それにプラスして保証会社の手数料と保証会社の保証料が毎月の支払金額になる事をしっかり確認しておきましょう。
元金と金利だけで計算していると、月々の支払いが思った以上にかかってしまい、支払いに苦しむ羽目になってしまいます。
JAのバイクローンは銀行のローンになります。銀行のローンを組むときは、ディーラーは信販会社のローンに比べて非常に審査が厳しいと言われています。
まず、申し込みの際に必要な書類が多いです。本人確認書類や住民票のほか、年収を証明する書類が必要です。
これは、源泉徴収票や確定申告書のほか、所得証明書、住民税決定通知書、納税証明書などといったものです。書類がない人は取り寄せる必要があるので、若干面倒な場合もあります。
さらに、バイクの購入や修理にかかる金額を証明できる書類が必要です。これは購入や修理にかかる見積書があれば問題ありません。
これだけの書類を用意しても、JAの審査に必ず通るとは限りません。ただ、結果は長くても1週間から10日前後で、早い人だと2,3日で審査結果が出るようです。
審査が早い人は、これまでの経歴に問題がない、収入が十分にあるなどの理由です。つまり、審査に時間がかかる人はそれだけ審査が通るかぎりぎりのラインにいるという事は覚悟したほうがいいでしょう。
様々な優遇条件をクリアすれば金利が優遇されるJAのバイクローンですが、そうでない場合は保証料なども合わせると意外と月々の支払金額がかかってしまう場合も多く、審査も厳しい事から、JAのバイクローンだけでなく、他のカードローンなども併せて検討するのがいいでしょう。
カードローンなら、審査はJAより緩く、即日で融資を受けられる場合もあり、使用用途も限定されていないので、JAよりも手続きが簡単で使いやすいローンと言えます。