ホンダのバイクは、バイクのメーカーの中でもかなり人気が高く、海外にも根強いファンがいます。
50~125ccなら「APE50」「カブ」「マグナ50」、250ccなら「Vツインマグナ」「CBR250RR」「VTスパーダ」、400ccまでなら「CBX400」「CB400SF」「CBR400R」、大型なら「CB1300SB」「ゴールドウィング」「CBR1000RR」
と言ったように、小型車から大型車まで人気の車種が揃っています。
ホンダのバイクが欲しいと言った方も多いと思うんですが、ただバイクって意外と高いんですよね。特に400ccとか大型車になると値段もかなり高くなります。なかなか一括で支払いするのは難しいかなって感じですが、そんな時に便利なのがバイクローンです。
本多の自社バイクローンとして「ホンダクレジット」と「ホンダドリーム据え置きクレジット」の2種類のバイクローンが用意されています。
ホンダには、ホンダファイナンスと言ったHondaグループの信販会社があります。こちらでは、ホンダ車を購入した際のカーローンやバイクを購入した際のバイクローンサービスを提供しています。
バイクローンには「ホンダクレジット」と「ホンダドリーム据え置きクレジット」の2つの種類があり、購入プランに合わせて選ぶことが可能となっています。
「金額指定」「回数指定」などお支払い方法が自由に選べたり、月々のご負担を軽減できるなどといった事が特徴になります。
ただ、ホンダファイナンスのバイクローンに申込みするには、申込み店舗が限られてしまいます。車の場合であれば、ホンダの店舗も多いんですが、バイクの場合は「Honda Dream」といった店舗に限られてしまいます。
車販売店と比較すると店舗数も少なくなるので、利用できるケースが限られます。中古車販売店などで購入した場合は、ホンダ専用のバイクローンは利用できない可能性が高いので他のローンを利用するようになります。
なので、Honda Dreamの店舗でバイクを購入する時のみホンダ専用のバイクローンが利用できるといった形になります。
ホンダクレジットは月々の支払い回数や金額を自分で選べる支払い方法で、ホンダのバイクを購入するにあたって利用できるものです。
ホンダのバイクであれば、新車でも中古車でも利用できるのが便利です。
返済日は毎月5日、ボーナス返済は年2回までと決まっていますが、返済金額は月3,000円以上から3つの支払い方法によって選べる、支払い方の自由度の高いバイクローンです。
利用限度額も車種によって異なります。金利は実質年率は2.9%からですが、購入する車種や利用するプランで金利も変わります。平均では5.0%~8.5%の金利が多いようです。
ホンダクレジットで選べる支払い方法は次の3つです。
バイクの予算に合わせて、毎月区切りの良い金額を決めて返済できます。
均等払いとボーナス併用払いを選べるので、月々返済できる金額が決まっている方に向いているプランです。
月々の最低支払金額は3000円からで、支払い回数は126cc以上の新車が3回~84回、126cc未満の新車、中古車は3回~60回払いが選べるようになっています。
希望する返済回数に合わせて月々の返済額を決められます。返済は均等払いとボーナス併用払いが選べます。
金額指定の支払いの場合と同様、月々の最低支払金額は3000円かとなっており、支払い回数は126cc以上の新車が3回~84回、126cc未満の新車、中古車は3回~60回払いが選べるようになっています。
一括払いで支払う月を自由に設定できるため、まとめて返済したい方に便利なプランです。
翌月一括払い(翌々月に一括支払い)
翌々月一括払い(3ヶ月目後に一括支払い)
据え置き一括払い(4ヶ月目、または5ヶ月目に一括支払い)
一括払いの返済日はすべて毎月5日です。
ホンダドリーム据置クレジットは、バイクの車両価格の半額を分割で支払い、残りの半分は据置額として最終の支払いの後に一括支払いか、再クレジット契約を結ぶか、車両を売却して支払うことができるバイクローンです。
126cc以上のホンダの新車が対象になります。ローンの金額が車両価格の半分にしかかかってこないため、月々の支払いを少なくすることができます。
支払い回数と据置額は任意に設定する事ができるため、自分の無理のない範囲でバイクローンを組む事ができます。支払い回数は3年36回、4年48回、5年60回から選べます。
支払い回数36回の場合は据置率は車両本体価格の50%まで自由に設定できます。48回払いの場合は30%、60回払いの場合は20%まで自由に設定する事が可能です。
金利は車体価格と支払い回数、据置率の設定によってそれぞれ変わりますが、実質の金利は年率3.9%と記載されています。好数字で見ると金利が高いわけではなく、結構低めに設定されているというのが分かりますね。
ホンダドリーム据置クレジットのメリットは、自分のライフスタイルに合わせて支払いを選べることです。
契約時に設定した支払い期間(3・4・5年)が終わったら、そのバイクを乗り続けても乗り換えてもOKです。しかも、査定価格次第では最終回の支払いが不要になる場合もあります。
ホンダドリーム据置クレジットの支払い期間が終わると、最終回の支払いと、バイクを持ち続けるか手放すか選ぶ必要があります。
長年乗った愛着のあるバイクを手元に残す場合は、車両の据置額を最終回で一括支払いをすれば、バイクの所有権を得てそのまま乗り続ける事ができます。
もしも一括で支払う余裕がなければ据置額の分を再度クレジット契約を結ぶことも可能ですが、再審査を受ける必要があります。バイクにもう乗らない、新しいバイクに買い替えると言った場合は、据置額を車両売却によって支払うことになります。
査定額が据置額を下回った場合には負担が生じますが、一定期間でバイクが必要なくなる、ある程度のサイクルでバイクを買い替えたいという方には非常におすすめです。
ホンダドリーム据置クレジットはホンダの好きな車種を選べて月々の支払いを低く抑えられるためメリットが大きく見えますが、据置額がある事に注意です。
ローン支払い期間終了後に査定が行われますが、その査定結果によっては負担がかかる場合もあり、査定のためにバイクのカスタムなども制限されるため、自分の自由でバイクを運転してカスタムをしたいという方は、Honda DREAM 据置クレジットは向いていません。
ホンダクレジットとHonda DREAM 据置クレジットの申し込みはHonda DREAM店でのみ受け付けています。
希望のホンダ車を見つけたら、商談時にホンダクレジットの利用を申し込むと、審査が行われます。審査に通ったら契約です。
支払いは車両登録や保険手続きが完了して、納車された後になります。
ホンダクレジットは支払い期間が終了したらバイクは自分のものですが、Honda DREAM 据置クレジットの場合、支払い期間終了後に車両を返却する場合は査定があります。
この時、バイクは必ずノーマル状態である必要があります。普通に中古車としてバイクを売却する場合もそうですが、過度なカスタムは査定対象外になります。
同様のバイクローンを導入している他のバイクメーカーでは、購入店での点検の義務付けがある場合や、メーカー推奨の部品やオイルなどを利用していないと査定価格が落ちるという場合もあるようです。
査定基準はメーカーによってまちまちですが、普通の中古車査定より、こうした据置額設定のバイクローンの査定は厳しいと思っておいた方がよさそうです。
ホンダドリーム据置クレジットの申し込みの前に、詳しい査定内容を確認しておくのがオススメです。
ホンダのバイクローンは、ホンダファイナンスのクレジットを取り扱う全国の販売店で申し込めます。
未成年でも申し込みは可能ですが、親権者(法定代理人)の同意と連帯保証が必要です。
インターネットではバイクローンの申し込みに対応していませんが、月々の支払額や残高情報などはホンダのクレジット契約者様向けWebサービス「メンバーズOnline」で確認することができます。
学生でも本多のバイクが大好きという人は多いでしょうから、このホンダのバイクローンであるホンダクレジット・ホンダドリーム据え置きクレジットを学生が利用できるのか?ということが知りたい人も多いでしょう。流石に学生でバイクを一括購入できる人は少ないでしょうからね。
で、学生が利用できるか?ですが、18歳以上の学生でアルバイトなどをしていて収入があるのならば学生でも十分利用できる可能性があります。以前は20歳以上でしたが成人年齢が引き下げられたことにより18歳以上から利用できるようになっています。
ただ、審査は甘いという訳ではなくそれなりに厳しさもありますので、審査により落ちてしまう場合や連帯保証人が必要となる場合もあります。
ちなみに、18歳未満の未成年者の方も利用することができるのですが、こちらは必ず法定代理人(親権者)の同意並びに連帯保証が必要となります。連帯保証ですので、ある意味親が借りるというような感じでもありますね。
ホンダのバイクローンであるホンダクレジット・ホンダドリーム据え置きクレジットを利用しようとしてリう人は、審査は厳しいのか?というのが気になる人もいるでしょう。審査に通らなければ利用できずに、バイクを購入することができないということになりますからね。
この審査ですが甘いということはまずなく、厳しすぎるということもなく普通に審査されます。
どういうことかというと、他社借入などが多かった場合にはどうしても通りにくくなりますし、収入の割にはバイクの本体価格が高いということならばこれもまた通りにくくなります。
逆に、他社借入もない金融事故もない状態ならば普通に通るでしょうし、収入に対してバイクの本体価格がそんなに高くなければ普通に通ることが多いでしょう。
ですので、他社借入や収入、バイクの本体価格のバランスが問題なければ利用できるけど、どれかのバランスが悪ければ通らずに落ちてしまうということも普通にあります。
とりあえずは、審査に出してみないと分からないというのが現実ですね。審査に落ちたとしても何故落ちたのか?といったことは教えてくれません。まず審査に出してみましょう。
ホンダのバイクローンは、月々の支払いを抑えてバイクを手に入れることができるのでメリットが大きいように見えますが、月々の支払い日を変えられない、査定が低かったらかなりの負担をしなくてはいけないなどと、いろいろな縛りがあります。
自由にバイクを楽しみたい方や、月々の支払いをより柔軟に設定したい方にはあまり向いていません。
特に、ホンダドリーム据置クレジットを検討している方は、バイクのカスタムができない、メンテナンスなども必ず販売店を利用しなくてはならないなどと言った細かい条件に自分が対応できるかしっかり考える必要があります。
この辺りは注意点として押さえておかなければいけません。
もし、月々の支払いは抑えつつ、自分の好きなようにカスタムできるバイクが欲しいという方は、銀行のマイカーローンかカードローンの利用を検討してみるのがおすすめです。
銀行のマイカーローンやカードローンのメリットは、バイク会社のローンではないため自由度が高い事です。ホンダのバイクローンは、車種によって金利が違う、ホンダ車しか使えない、新車のみにしか適用できないなど、とても条件が細かいです。
メインのバイク購入費用にはマイカーローンを使って、バイクのカスタムなどでお金が足りないという時はカードローンも返済を考えたうえで利用していくというのが理想的かもしれませんね。