スルガ銀行ダイレクトワンは、スルガ銀行グループのカードローンサービスです。
銀行と関係が深いため、スルガ銀行のサービスと連携できるシステムも便利になっており、一般的な金融サービスプラスアルファの魅力も感じられます。
大きな特徴としては、少額融資に向いているという点が挙げられます。そのため、少しだけお金に余裕を持たせたい、一時的なお金が欲しいといった、ライトに活用する学生としては特に役立てられるといえます。
では、実際学生も利用できるのでしょうか。金融サービスの中には、学生利用不可、もしくは親権者の承諾が必須といった基準が厳しいところも一部見られます。
以下では、スルガ銀行ダイレクトワンの特徴をまとめています。ポイントをしっかり把握して申し込みを検討してください。
まず早速、学生が借り入れする場合に関してですが利用は可となっています。
申し込み条件が、20歳以上69歳未満とされているため、20歳を超えていることが前提となるものの、それさえクリアできていれば学生でも問題ないようです。
またスルガ銀行ダイレクトワンには、学生向けといえる特徴が多く見受けられます。一般的な大学生であれば後半2年しか利用できませんが、それでも検討する価値は大いにあるでしょう。
まず基本情報についてですが、限度額は300万円となっています。銀行系にしてはかなり低いと感じる人も少なくないことでしょう。
ですがスルガ銀行ダイレクトワンの場合、実はスルガ銀行の名前を冠しているものの、業態としては消費者金融に属します。
そのため、少し低めの上限になっているのです。とはいえ、学生で300万円以上必要となるケースはそうそうないでしょう。
そもそも、消費者金融に属するため総量規制の対象ともなるので、300万円借りようと思えば3倍に当たる900万円の年収が必要になります。
1,000万円プレーヤーにも近い収入を得る学生ともなればごく限られてくるはずです。上限の低さについては、そこまで気にする必要もないでしょう。
それ以上にポイントとなるのが下限です。スルガ銀行ダイレクトワンで借りられる下限は、1万円です。初回1万円からでも借り入れできる少額融資が大きな魅力となっています。
人付き合いやイベント、飲み会など、数万円だけ工面したいといったシーンでも重宝しやすいため、一般的な学生としては下限10万円のような多くの銀行系などよりも役立てやすいのではないでしょうか。
また審査から融資までの期間が最短即日である点も学生には嬉しく感じられる部分でしょう。
少額融資に強いがゆえ特徴的なのが実質年率です。
4.9~20.0%と、消費者金融の中でもやや高め設定です。他社であれば20.0%ともなれば、遅延損害金にもちいられることの多い利率ですらあります。
そうなってくると心配なのが月々の支払いかと思われますが、そこまで不安視する必要もありません。10万円以下の借り入れなら、月々4,000円からの返済で返していけるので、学生生活を圧迫するほどでもありません。
こうした理由から、スルガ銀行ダイレクトワンは、「金利がやや高めでありながら少額融資も受けられる金融サービス」といった風に覚えておくと良いでしょう。
学業にプライベートに学生は何かと忙しい身分でしょう。そんな中、わざわざスルガ銀行店頭を訪れるというのも少し面倒かもしれません。
そんなとき役立つのが、パソコンや携帯、スマホといったインターネット接続端末からできるウェブ申し込みです。こちらであれば、24時間365日、営業日や時間に限らず申し込みできるので、空いた時間をうまく活用できます。
さらにウェブからならクイック診断も活用できます。これは、年齢・年収・借り入れ状況を入力することで、簡易的に審査結果を診断できるシステムです。
先に審査合否がある程度判っていれば通らない場合の手間を省けます。ウェブ申し込みとはいえ、必要事項の記入は必須であるため、時間や労力を要しますが、あらかじめ通らないと知れれば無駄にせずすみます。
もちろん利用は無料なのでぜひ活用してみてください。
また、申し込み方法と同時に返済手段が充実している点も助かります。
振込みや店頭窓口のほか、各種主要コンビニやスーパーのATM、さらには大手消費者金融プロミスでも返せます。プロミスは全国に多く点在しているので、コンビニ返済が苦手な人でも安心できる環境を探しやすいです。
返済方式は定額リボルビング方式となっており、審査によって決められた限度額内でやりくりできます。
例えば10万円であれば、10万円プラス金利分を返していかなければなりませんが、6万円返せば補填できた4万円をまた再度カードで借りられるといった仕組みです。
再度借りれば、またその分の返済と金利支払いは増えるものの、財布がピンチのときに役立つ仕組みとなってくれます。
借り入れ申し込みの際必要になるものとして身分証と収入証明書が有名です。
前者はもちろん身分をしっかり証明するために、そして後者は、支払い能力を審査するためなどにもちいられます。ですが収入証明書というのは、誰もが持っているとも限らない書類です。
主には、給与明細2か月分、源泉徴収票、所得証明がそれに該当します。発行のタイミングやアルバイト先のシステムによっては、申し込み時の段階で用意できないかもしれません。
その点、スルガ銀行ダイレクトワンは50万円以下の融資希望であれば提出不要としているようです。逆にいえば、50万円以上なら必要になる形です。
その他、50万円以下でも他社借り入れと合わせて100万円を超える場合も求められます。学生の場合、少し仕組みが複雑に感じられるかもしれないので覚えておいてください。
冒頭でも少し触れていますが、スルガ銀行ダイレクトワンを利用する際、銀行グループが展開するカードローンだからこそのメリットも活かせます。
スルガ銀行ダイレクトワンを新規で利用するなら、合わせてスルガ銀行の口座も持っておくと便利です。そしてその際、「ダイレクトワン支店」を指定してください。
これは、カードローン利用者向けのインターネット支店です。この支店に口座を持つことで、少しお得な利用ができるようになります。
通常、スルガ銀行ダイレクトワンのカードをATMで使用すると毎回手数料がかかってしまいます。借り入れ、返済共にです。
ですがダイレクトワン支店の普通預金口座を介した場合は、ATM手数料、振り込み手数料それぞれが無料となります。コンビニATMが利用できるとなれば、便利さがゆえに頻繁な利用をしてしまう人も少なくないことでしょう。
1万円から借りられる少額融資向けのスルガ銀行ダイレクトワンとなればなおさらです。ですが、その度約100~200円の手数料がかかってしまうと、結構な損となります。
こうした問題をダイレクトワン支店は見事解決してくれるのです。
スルガ銀行ダイレクトワンは、銀行名を冠するにもかかわらず消費者金融という一風変わった金融サービスです。
ですがその分コンパクトな少額融資に向いており、学生は利用しやすく感じられます。とはいえ、金利が少し高めであるのも実際のところです。
借りすぎや滞納で支払い額が大きく膨らむことも考えるので、返済のことも考えながら慎重に利用するよう心がけてください。